ぐるぐる回る2012　開催のご挨拶

「ぐるぐる回る2012」を9月16日に埼玉スタジアムにて開催いたします。
ぐるぐる回るはこれで3年目、前身の「廃校フェス」から数えて5年目になります。
今年も埼玉スタジアムで皆様をお迎えできること、スタッフ一同、大変嬉しく思っております。

ご存知の方もおられると思いますが、今年2月、ぐるぐる回る主催者の竹内知司が急逝いたしました。
享年37歳。早すぎる別れでした。
竹内は、亡くなる直前まで今年のぐるぐる回るの構想を熱く語っていました。
お客さん目線でフェスを作り上げること、日本のインディーズカルチャーの素晴らしさ、そんな想いをとても熱く。

突然の主催者の死。残された我々になにが出来るだろうか考えました。
そして、竹内が常々話していた「継続性」、「続けることの大切さ」が頭に浮かびました。
お客様や昨年までの出演者の方からも「ぐるぐる回るを続けてほしい」という声を頂き、とても励まされました。
幸いにも、竹内自身が埼玉スタジアムに本年の企画書を提出していました。
これは竹内が我々に託したのだと、今年もぐるぐる回るを開催しようと決断しました。

今年も大小合わせて10以上のステージで、50組以上のアーティストが集い、W杯予選の熱狂も記憶に新しい埼玉スタジアムコンコースで熱演を繰り広げます。
回廊型のコンコースには、どこにも「端」も「隅」もありません。
メインステージも小さいステージもアートマーケットも、全てが横一線に並んでいます。
有名アーティストを観にきたお客様が、たまたま通りかかった知らないバンドのライブに思わず見入ってしまう、そんな出会いがこのフェスにはあります。

お客様、アーティスト、スタッフ一人一人が楽しめるフェス、ぐるぐる回る。 会場で皆様のお越しをお待ちしております。

2012年6月15日　ぐるぐる回る実行委員会　川瀬 拓　北原 史

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